子どもが遊びから帰ってきたときに
「ママ、転んで足が痛い、、、」
「どれどれ見せてみなさい。でも、あんまり腫れてないわね。すごく痛くなったら病院行こっか。」
みたいなご経験がある方も多いのではないでしょうか?


はっきり言って、
子どもの「痛い」って「どれぐらい痛いか良くわかんない。」って方も多いと思います。


子どもって痛いところ間違えたりするし、
昨日は「痛い」って言っていても
次の日聞いたら「痛くない」なんてしょっちゅうです(笑)


なので、とりあえず様子を見てみる。
すごくわかります。


ですが!!
絶対に連れてきて欲しいのです!!




子どものケガの特徴として
①骨折が多い
②腫れない
③ある程度動かせる
が挙げられます。



子どもの骨は大人と比べて
・柔らかい
・再生能力が高い
・骨膜が厚い
という特徴があり、腫れないことも多々あります。



10歳以下の足首の捻挫は、約8割が剥離骨折
という研究結果もあります。
実際にお子さんの捻挫した足首を超音波エコーで見てみると靭帯損傷より剥離骨折が圧倒的に多いです。




捻挫そのものの痛みは1週間もあれば消えてしまうことがほとんどです。
しかし、腫れや不安定感は残ります。


放置すると足首の不安定感が残り、
捻挫ぐせがついてしまい頻繁に転んだり捻挫をすることになってしまいます。


実際に僕の右足首は捻挫を繰り返していてグラグラです。
寒い日には痛むこともあります。



当院では、清潔も保ちながら固定力もある取り外し可能なギプス固定を2週間ほどすることで改善していきます。
外した後1週間くらいリハビリをすることで動きも良くなって卒業されていきます。


まとめ
・子どものケガは骨折が多い
・子どもの骨の特徴から腫れないこともある
・10歳以下の足首捻挫の8割は剥離骨折


お子さんが「痛い」と訴えてきた場合は、
自宅で様子を見ずにすぐ連れてきていただければと思います。